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校長室だより ♪校長室カンタービレ♪ 第29号が発行されました

♪校長室カンタービレ♪ 第29号

平成30年4月13日

 まず、4月9日の未明に起こった大田市を震源とした震度5の地震で被災されました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。本校校舎も若干の被害を受けましたが、被害の大きかった地区もあると聞いています。被災された皆様が、一日でも早く日常の生活に戻られることをお祈りいたします。自然の脅威を改めて感じましたが、最も大切な生徒の安全が確認できたこと、そして全員で新しい年度のスタートを切れたことを、校長としては喜びたいと思っています。

さて、邇摩高校校長2年目の今年度も、引き続き「校長室カンタービレ」を書かせていただきます。昨年度は相当張り切って書き続けたため、今はネタが尽き、大変困っているのが正直なところですが、今年度も可能な限り音楽と関連を持たせながら書いていきたいと思っています。

それでは、平成30年度の第1号として、BGM(バックグラウンドミュージック)について書かせていただきます。

今年の1月末に、次のようなニュースが流れていました。

『東京メトロは、日比谷線13000系車内でクラシック音楽などのBGM放送を試行運用することを発表しました。通勤用車両による営業列車内でBGMを放送するのは、国内初とのこと(特急列車などでは実績あり)。1月29日からの日中時間帯、一部運行で実施予定。2017年3月にデビューした新型の13000系。車内スピーカーには「高音質ステレオ放送システム」を搭載し、通常よりクリアな音質が楽しめる仕様となっています。また、この搭載された「音楽が流れる機能」は、昨年7月に誤作動という形で披露され、その音楽に心を癒された人の声が上がるなど話題になりました。もともとはイベント列車の運行や、車両点検時のスピーカー試験のために導入したものですが、より快適な車内空間を演出することを目的に、当面の間試行運用し、そこからの意見をもとにBGMの有用性などを検討していくとしています。』

現在、検証した結果がどうであったかはわかりませんが、列車内でのBGMには賛否両論があるようです。賛成意見としては、「気持ちが落ち着く。」「車内トラブルが減るのではないか。」「地下鉄は景色がないので、何も音がないより居心地がいい。」など。反対意見としては、「好きな音楽を聞いている人にはノイズでしかない。」「眠くなるのでやめてほしい。何のために流しているのかわからない。」「余計なことはしないでほしい。純粋に電車の音だけを聞きたい。」などです。

皆さんは、この試みに賛成ですか。それとも反対ですか。私はどちらかと言うと反対です。その場にいるすべての人に対し効果があるのなら賛成ですが、一人でも不快に思う人がいるとしたら、BGMを流すべきではないと考えています。音楽の捉え方はあくまで主観的なもののはずです。公共の場なのだから、我慢しなくてはいけないことがあるのは承知していますが、それを音楽に求めることは正直反対です。

ただ、BGMを自分だけの空間において有効活用することは、大いに結構なことだと思います。それだけ大きな効果がBGMにはあるのですから・・・。

次号では、BGMの効果について取り上げさせていただきます。

 

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