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校長室だより ♪校長室カンタービレ♪ 第21号が発行されました

♪校長室カンタービレ♪ 第21号

平成29年12月13日

さて前号では、「無音の音楽」について紹介させていただきました。今号では再度、音について書かせていただきます。

音には3つの要素があります。音の大きさ、音の高さ、そして音色です。

音の大きさは振動の大きさで表します。単位としてはデシベル(db)が使われます。例えば、飛行機のエンジン音は120db、普通の会話は60db、ささやき声は30db、蚊の羽音は20dbと言われています。

音の高さは周波数で表します。単位としてはヘルツ(Hz)が使われます。人の耳で聴くことができるのは、一般的に20Hz~20,000Hzと言われています。ただ、人間は年をとるに従い、高い周波数の音が聞き取りにくくなるようです。若者が深夜に店の前でたむろすることを防ぐため、約17,000Hzの「モスキート音」と呼ばれる高周波音を使って退散させるというニュースを見たことがあります。私にはもう聴こえないのでしょうね。また、音楽では「ラ」の音=440Hzを基準周波数として決めています。オーケストラの演奏会で、団員がステージに登場し、最初にチューニングを行います。その時はこの基準周波数である「ラ」の音を鳴らしているのです。どうでも良い話ですが、赤ちゃんの産声は440Hzで「ラ」であるなどという説もあり、真面目に研究した人もいるそうです。

最後に音色です。音色の違いは波の形(波形)の違いです。例えば、同じ「ラ」の音であっても、ピアノとトランペットではまったく違う音色として聞こえてきます。大きな波形の中にある小さな揺れが、様々な音色を作り出しているのだそうです。

以上が音の三要素と言われているものですが、ここで、音に関する不思議な現象を2つ紹介します。

まずは、救急車のサイレン音に関する不思議です。救急車が近づいてくる場合は高く、遠ざかっていく場合は低く聞こえます。有名な「ドップラー効果」と言われるものです。音でいうと「シーソーシーソー」から「シ♭ーソ♭ーシ♭―ソ♭ー」と、半音程度下がります。これは、近づく音は押し縮められて波長が短くなり周波数が高くなる、そして遠ざかる音は引き延ばされて波長が長くなり周波数が低くなるから起こる現象です。

もう1つは、自分の声の不思議です。皆さんは自分の声を録音して聞いてみたことがあるでしょうか。おそらく「これが自分の声?なんか違う!」と感じると思います。これは、自分の声は喉から直接届いていて、それを脳が音として判断しているからです。空気を介して聞こえる声とは異なっているのです。皆さんの本当の声は、他者が聴いている声なのです。

今年も残すところ半月余りとなりました。町ではクリスマスの音楽がいたるところで流れています。これから年末に向けてあわただしくなりますが、そんな時こそ一度立ち止まり、周りの音に耳を傾けてみてはいかがでしょう。少しだけ落ち着きを取り戻すことができるかもしれません。

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