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校長室だより ♪校長室カンタービレ♪ 第5号が発行されました

♪校長室カンタービレ♪ 第5号

平成29年5月8日

 あんなに楽しみにしていたゴールデンウィークが、あっという間に終わってしまいました。皆さん、心と身体のリフレッシュはできましたか?

心身をリラックスさせボーっと過ごすことが、本来の「休む」という意味では一番なのかもしれません。でも、なかなかそうもいきません。ボーっとしているようでも頭の中では様々なことを考えてしまう。身体は休めたとしても心は休まらなかったということも多々あります。逆に身体を動かすことが心のリフレッシュにつながる人がいるかもしれません。人によって効果的な休みの取り方はそれぞれだと思いますが、人生において「休む」ということは非常に大切なことですよね。休むべきところで休む。私も気を付けます。

では、音楽の話をします。ご存知のように、楽譜には「音符」と「休符」があります。演奏する者にとっても演奏を聴く者にとっても、休符のない音楽って疲れてしまいますよね。一般的に「休符」は「休む」という意味に捉えられがちですが、実は「休符」があるからこそ音楽に緊張感や躍動感が生まれる、とっても大切なものなのです。作曲家が使う「休符」には必ず意味が存在します。場面が変わる、緊張感を醸し出す、ほっと安心する、驚きを演出する、エネルギーをためる等々。何拍休まなければいけないという物理的なものではなく、一つの休符にも意味があり、それをどう表現できるか。演奏者にとって非常に重要なポイントとなります。音のない「休符」に隠された作曲家の思いをどう表現するか、「休符」の演奏にこそ演奏者の真の実力が問われるのかもしれません。

例えば、皆さんはベートーヴェン作曲の交響曲第5番をご存知でしょうか。日本では一般的に「運命」と呼ばれています。日本人にとって最も有名なクラシック曲の一つだと思います。ベートーヴェンが「このようにして運命は扉を開くのだ」と言った(真偽は定かでない)ため、「運命」と呼ばれるようになったと言われています。曲の冒頭は「ジャジャジャジャーン」です。聴くだけではわかりませんが、楽譜には最初に8分休符が入っていて、「(ウ)ジャジャジャジャーン」が本当です。ベートーヴェンはなぜ最初に8分休符を入れたのでしょうか。この休符にどのような意味を持たせているのでしょうか。現在でも様々な解釈が存在していて、指揮者によっても演奏は様々です。答えは?・・・私にはわかりません。しかし、休符があることによって何とも言えぬ緊張感が生まれていることは確かだと思います。

モーツァルトは、「音楽の最高の効果は、流れる音の間に現れる無音の状態にある。」と言ったそうです。

休みは大切ですが、休んでばかりもいられません。私も仕事をします!

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