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校長室だより ♪校長室カンタービレ♪ 第48号が発行されました

♪校長室カンタービレ♪ 第48号

平成31年2月19日

私の専攻楽器はピアノです。ピアノには、グランドピアノとアップライトピアノ、さらには最近では電子ピアノと呼ばれているものがあります。今号は、グランドピアノを中心にした「ピアノメーカー」について書きます。
皆さんがピアノメーカーとして思い浮かべるのは、ヤマハやカワイではないでしょうか。2社とも日本が世界に誇るピアノメーカーです。現在の世界のピアノシェアにおいては、1位がヤマハで2位がカワイです。日本のピアノ生産技術が世界で認められている証拠です。しかし、最初から認められていたわけではなく、伝統あるヨーロッパのピアノを東洋人が作れるはずがないと馬鹿にされた時代が長く続きました。
ヤマハは、1897年に山葉寅楠(やまはとらくす)が静岡県浜松市で設立しました。カワイは、1927年にヤマハに勤めていた河合小市(かわいこいち)が同じ浜松市に設立しました。2社とも世界に名が知られるようになったきっかけは、1985年のショパン国際コンクールで公式ピアノとして採用されたことです。その後少しずつ国際的に認められ、世界中の超一流のピアニストたちに愛されるようになりました。2社の特筆すべき点は、欧米諸国ではすべて手作りが主流だったピアノを、工業製品として位置付け、ライン生産方式による量産化を成功させたことです。しかも高品質を維持しての量産化です。日本人の物づくりに対する情熱と技術の高さがピアノ製作にも生かされたということです。
ここからは、世界の三大ピアノと呼ばれているピアノメーカーを紹介します。ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン、スタインウェイ・アンド・サンズ(通称スタインウェイ)の3社です。
ベーゼンドルファーは、1828年にオーストリアで設立されました。標準的な88鍵のピアノに加えて、低音部が拡張された92鍵および97鍵のピアノを製造しています。私も弾いたことがありますが、深くて上品な音色がする印象を持ちました。日本にも常設しているホールがあります。
ベヒシュタインは、1853年にドイツで設立されました。残念ながら私は弾いたことがありませんし、国内ではあまり見かけないのが現状です。
スタインウェイは、1853年にアメリカのニューヨークで設立されました。非常に頑丈で強固な構造を持ち、ピアノ全体で豊かな音を響かせます。何千人収容の大きなホールでも十分に響かせることができ、ピアノの王様と呼ばれています。国内の主なホールには必ずと言っていいほど常設されているピアノです。
実は、我が家にはスタインウェイがあります。もちろん家庭用の小さなもので、製造番号から1963年製であることが判明しました。私とほぼ同じ年齢です。長い間手入れもされず相当傷んでいますが、弾いてみると何とも言えぬ良い音がします。今は家具の一部になってしまっていますが、退職後にはしっかりと修理し、スタインウェイの響きをまた楽しみたいと思っています。

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